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環境配慮型の工法開発でナンバーワンを目指す
コンクリートコーリング × タナベ経営

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2021年2月号

 

 

 

 

コンクリートコーリングは、高速道路をはじめとするさまざまな社会インフラのリニューアルを支える、コンクリート撤去・除去のエキスパート企業だ。「腕自慢の技術屋の集まり」から「経営理念を体現する組織」へと改革を推し進める同社の成長戦略を聞いた。

 

 

コンクリート撤去・除去のリーディングカンパニー

 

森田 高度成長期に建造されたコンクリート構造物が次々に老朽化する中、コンクリート撤去・除去のリーディングカンパニーであるコンクリートコーリングは業績を伸ばしておられます。まずは企業概要についてお聞かせください。

 

藤尾 当社はダムや橋、トンネル、鉄道、高速道路、発電所、製鉄所、水処理施設、上下水道などの社会インフラを構成するコンクリートの切断や穿孔(穴を開けること)を行う専門工事会社です。1978年に設立し、西日本全域を営業エリアとしています。お客さまはゼネコンが主体。営業から技術提案、施工まで一貫して自社で実施できる体制が評価され、多くのお客さまから信頼を獲得しています。

 

成熟化した都市では、騒音、振動、粉じん、排水などを極力発生させない環境に配慮した工法が求められます。当社はダイヤモンドの刃が付いた小型機械を使い、営業中の百貨店のビルからコンクリートを撤去した実績があります。

 

また、ウォータージェット工法という超高圧の水を使ってさまざまなコンクリートを除去する工事も行っています。この工法は1cm2当たり2.4tもの水圧が掛かり危険を伴うため、万全な安全対策が求められます。

 

当社は安全に対する妥協を一切許さず、理解しやすい安全マニュアルの作成や安全作業をチェックするパトロールをはじめ、協力業者も参加する安全大会、各現場の進捗状況や「ヒヤリハット」を報告する定期的な会議などを行っています。

 

安全性の追求と同時に、技術開発も積極的に推進。グループ会社を介して現場ニーズに合わせた機械加工を行うだけでなく、お客さまの要望に応える新工法の開発にも取り組み、大手建設会社と共同開発した特許も所有しています。

 

 

 

コンクリートコーリング 代表取締役社長 藤尾 浩太氏
「社員と家族のしあわせを実現する」ことを目指し、2012年に代表取締役に就任。大胆な社内改革、特許の取得などにより業績の回復、自己資本比率の大幅な改善を実現。2016年から5年連続、決算賞与で社員にその利益を還元している。仕事、家族、ゴルフが何より大事。日本コンクリート切断穿孔業協会理事。

 

 

 

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