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特集1:課題解決工場

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2017年2月号

 

 

3Dプリンターの世界出荷台数、2019年に約11倍(対15年比)へ拡大予測

 

3次元データをもとに樹脂や金属を積層し、立体物を造形する装置「3Dプリンター」が、世界規模で市場を拡大させている。急激な性能向上を背景に、製造現場で導入する動きが進んでいるためだ。これに伴い、3Dプリンターの世界市場は今後、大きく拡大することが見込まれている。

 

矢野経済研究所がまとめた調査結果によると、2015年における3Dプリンターの世界出荷台数(メーカー出荷数量ベース)は前年比72.7%増の19万台となった。同社の見通しによると、2016年は同84.2%増の35万台に拡大し、19年には15年の約11倍となる215万台に達するとしている。(【図表1】)

 

 

【図表1】3Dプリンターの世界市場規模推移

【図表1】3Dプリンターの世界市場規模推移

 

 

同社によると、現在の市場は60万円未満のローエンド装置と、60万円以上の産業用ハイエンド装置の二極化が進んでおり、特にローエンド装置が出荷台数をけん引しているという。ローエンド装置は、簡易で迅速に試作を行う目的で導入されているほか、モノづくり現場でエンジニアなどが3Dプリンターの扱い方を学ぶための教育用途でも採用されている。

 

また産業用ハイエンド装置は、航空・宇宙や自動車、医療、家電分野などを中心に最終製品の造形用途で導入が進んでいるほか、いわゆる「造形サービスビューロー」(3D造形出力サービス事業者)による導入も増加しているという。

 

一方、2013~14年にかけて3Dプリンターブームが起きた日本においても、モノづくり現場での本格的な導入が進んでおり、出荷台数が堅調に推移している。

 

同社が2016年10月に実施したアンケート調査によると、3Dプリンターのユーザー(過去に利用経験がある人を含む)のうち、造形用途で最も多かったのは「試作品」(59.1%)で、「治具」(24.7%)、「デザイン確認」(20.8%)、「最終製品(の一部)、パーツなど」(20.1%)、「金型」(16.9%)などが続く。そのため、「3Dプリンターを用いた本格的なモノづくりが始まりつつある」と同社は分析している。(【図表2】)

 

 

【図表2】日本国内において3Dプリンターで造形しているもの/用途

【図表2】日本国内において3Dプリンターで造形しているもの/用途

 

 

 

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