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vol.25 部下とのコミュニケーションに効く質問法

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2017年10月号
 
しゃべりのプロも苦労している!?

 
「部下とのコミュニケーションがうまく取れない」。こういう悩みを抱える人がいます。
 
「そんなことに悩むのは、もともとコミュニケーションが苦手な連中だけだろう?対人関係にもまれた営業職なんかは、そんなことで苦労しないんじゃない?」

 
私もそう思いましたが、実際にはそうでもないようなのです。

プロ・アマ問わず、スポーツの世界でも「名プレーヤー、必ずしも名コーチ、名監督にあらず」なんて言葉もありました。

 
超一流企業を相手に営業を仕掛け、巧みなトークで次々結果を出してきたトップセールスパーソン、「百戦錬磨のしゃべりのプロ」が「部下との話をどうしよう」と途方に暮れるケースも珍しくないというから驚きです。「部下とのコミュニケーション」というハードルは意外に高いらしいのです。
 
「らしい」などと他人事のように書いてしまいましたが、実はつい先日、まさにこの問題で私は相談を受けていました。
 
 
友人からの相談で……
 
若い友人、といっても間もなく40歳になろうかという、ラジオ制作一筋の彼が、何の間違いか(?)、めでたく管理職に昇進し、3人の部下の面倒を見る羽目になったと、泣きそうな顔をして私のところに駆け込んできたのです。
 
友人 「僕って、割と人見知りなところがあるでしょう」
 
梶原 「そうか? 僕らといるときは結構おしゃべりだけどね」
 
友人 「いえいえ、普段は人と話すことは苦手なんです。特に、上司から『君が部下を育てて一人前にしてやってくれ』なんてプレッシャーをかけられても、何から始めてよいか分からない。超パニックです。上司入門みたいな本を読んだら、部下には適切な声掛けを、声掛けには質問から始めよ、と書いてあるから自分もやりましたよ」
 
梶原 「それでいいんじゃない?」
 
友人 「全然!『田舎はどこだ? 趣味は何だ? 好きな食べ物は何だ?仕事で分からないことは何だ?』といろいろ振ったんですが、まるっきり弾まないんですよ、会話が。僕、たぶん、うっとうしい上司の典型になってませんか?」

 
どうやら、からかうレベルをはるかに超えた苦悩が、彼を大混乱に陥らせているようなのです。
 
 
 

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