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vol.16 明暗を分ける 社長と社員のコミュニケーション

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2017年1月号
 
後継経営者に講演を!?
 
 
 
 
 「あの方たちは、新しい年をどんなふうに迎えていらっしゃるのだろうか……」
 タナベ経営東京本部のセミナールームでお会いした、「後継経営者スクール」参加者の皆さんの顔が浮かんできます。
 
 「経営の“け”の字も知らない梶原が、後継経営者の研修で何やるわけ?」と思われるのも当然です。受講者は、親族やご先祖さまが創業し、育て上げた企業を承継してさらに発展させることを使命とするサラブレッドたち。プログラムは経営に関わる専門的な内容です。私は不安になりました。
 
 
 「だからこそ、梶原さんみたいな人が、笑えて和めて、ちょっとためになる話をしてくだされば、皆さんもホッとしたひと時が過ごせるんじゃないかと思うんです」
 
 
 そんな本連載編集担当のMさんの説得を受け、昨年の秋……恐る恐る東京駅徒歩1分にあるタナベ経営東京本部のセミナールームに参上した、というわけです。
 
 
 仕事の現場には「30分前に現地入り」と決めている私ですが、この日は緊張のせいで予定時間の45分も前に到着。セミナー会場のロビーでソファに座り、「本当に、私でいいのかなあ……」と、今さらのように悶々(もんもん)としていると、Mさんが通り掛かりました。
 
 「あれ? 早いですね」
 
 「ええ、全国からお見えになっている皆さまの学びの場に、遅れるなんてことがあってはなりませんから」(緊張して、気がせいて、早く来ちゃったとは言わずに……)
 
 「もしよろしければ、若松(タナベ経営社長)が講義中なので、ご興味があればご覧になりますか?」
 
 「えー! 見る見る!! 聴く聴く!!」
 
 
経営のプロである若松社長を間近に「体験できる」という、またとないチャンス! 仕事の現場には、早く到着しておくものです。
 
 その講義は、聞きしに勝るエキサイティングなものでした。「財務の強化」「事業戦略設計」など、ど素人の私には難解なテーマが本論であるにもかかわらず、折々に語られる「経営の是非を左右するのは、経営者の社員たちとの関わり方だ」というメッセージはどれも私の心にストレートに伝わってきました。
 
 そのままにするのはもったいないと思い、社長の話を聴きながら必死に書いたノートを読み返しつつ、一部をここに再現することとしました。
 
 当然ながら、経営知識ゼロの私が「興奮しながら書きなぐった記憶」ですから、講義内容そのものではありません。偏った受け止め方がいくつもあるはずです。あらかじめおわびしつつ、ぜひ機会を設けて、若松社長の講義、講演を実際に堪能されることをお勧めします。
 
 

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