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vol.4 着席パーティー  見知らぬ人にどう振る舞う?
梶原しげる

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2016年1月号
 
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年明け早々、取引先の新年パーティーの掛け持ちでスタートだという方もいらっしゃるでしょう。そこで、経営トップの皆さまに、質問です。
 
「パーティーは立食がいいですか? 着席がいいですか?」
 
「ゆっくり落ち着いて食事ができる着席の方が良い」という答えが多いかと思われますが、意外に「立食の方が良い」とおっしゃる方も少なくないようです。取引先の創立記念パーティーや結婚披露宴、還暦祝いの会。宴会場のドアが開く前、懐かしい顔を見つけては、前室に用意されたビールやワインの立ち飲みで早くも盛り上がったりします。
 
 
「ずっとこのままのカジュアルな立食スタイルでいいなあ」と思うのですが、「正式な席」ではそうもいきません。
「〇〇様ですね、こちらへどうぞ」と宴会を取り仕切る黒服に確認され、うやうやしく案内されたテーブル席に向かうと、残念ながら知らない人ばかりで居心地の悪さを感じる、といったこともあるでしょう。
 
 
読者の皆さまは、年齢にかかわらず各職場のトップというお立場ですから、気の合うお友達とご一緒ばかりとはいきませんね。「ご来賓に失礼がないように」と配慮する主催者側は「組織のトップはトップ同士、知り合いであろうとなかろうと、一様に最前列中央の席にお並びいただく」などと、肩書の序列にこだわる傾向にあるからです。
 
 
その結果、経営トップは「知らないもの同士が顔をそろえる着席パーティー」の常連となっていくのです。
 
「どうぞよろしくお願いいたします」「こちらこそどうぞよろしくお願いします」
 
丁寧なあいさつが厳かに交わされますが、その後、無理やりに盛り上げようと会話を仕掛ける人もあまりいないようです。その光景を遠くから(時には司会席から)見ている私は「気まずくないかな」と余計な心配をしてしまうことがあります。列席する経営トップの皆さまは、この先2時間も続く「言葉少ない時間」を「退屈だ」「居心地悪い」と感じないものなのでしょうか。
 
 

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