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「SANWAアカデミー」で人づくりを支援
-ひと本位主義に基づいた育成環境を創出-
三和建設

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2017年11月号
 

2017 年で創業70周年を迎えた三和建設は、2016年から企業内大学「SANWA アカデミー」を開校。体系的な人材育成により、経営理念である「つくるひとをつくる®」ための環境整備に取り組んでいる。

 
「つくるひとをつくる®」理念のもと社内教育の仕組みを体系化
 
三和建設は、今年(2017年)で創業70周年を迎えた総合建設会社(ゼネコン)である。法人を主要顧客とする建築主体の会社で、工場や倉庫、ビルなどの建設を直接受注する元請け主体の事業を展開する。
 
食品工場のトータルソリューションブランド「FACTAS®(ファクタス)」や、200年にわたって快適・安心に暮らせる集合住宅ブランド「エス・アイ200」を立ち上げ、計画から設計、施工、保守までを一貫して手掛ける。特に食品関連施設に強く、サントリー山崎蒸溜所やサントリー食品工業(現サントリープロダクツ)の宇治川工場など豊富な実績を積み重ねてきた。
 
同社の経営理念は「つくるひとをつくる®」。その言葉の生みの親である代表取締役社長の森本尚孝氏は、「当社には、『社員の力を生かすDNA』が連綿と受け継がれています」と語る。
 
この経営理念から導き出されたのが、「ひと本位主義」。社員と家族を何よりも大事にし、毎年新しい仲間を迎え、会社と社員一人一人がかけがえのない存在になることを標榜している。三和建設は人材を「人財」と表記していることからも、社員重視の姿勢が分かる。
 
人財を重視する背景には、競争激化と職人不足の進行がある。「お客さまからもパートナー(協力会社)からも選ばれる会社でなければ存続は難しいでしょう。その最大の因は人財に他なりません」と森本氏は断言する。そして、「ゼネコンの仕事は、協力会社や職人たちをとりまとめながら建物をつくること。そのため、1人で仕事をコツコツやって自分の成果を上げることも大事ですが、それ以上に人と一緒に物事を成し遂げていくのが得意な人、人を動かす力のある人の方が当社で活躍する中心的な存在になります」と述べる。
 
そうした人財を育成するために、三和建設ではこれまでOJT 中心の教育を実施してきた。しかし、「先輩の背中を見せて育てる」というOJT では、個人の資質や経験した環境、接した先輩によって、成長のばらつきが生まれるという課題があった。Off-JT も少ないながら導入してきたが、開催は場当たり的で継続性に欠けていた。

 
「多忙さの増す建設業界は効率が最優先され、お客さまの要求条件も厳しくなっており、以前のように“現場に出て失敗し、そこから学び、成長する”余裕はなくなっているのが現状。現場で失敗すると自信をなくして退職するケースも増えています。
 
このような問題に対処するためには、中長期的な視点で社内教育の仕組みを体系化すべきであり、特に、若手社員こそ最低限の力をつけられるような学びの場を会社が用意すべきと考え、タナベ経営に相談しました」(森本氏)
 
そこから生まれたのが、社内大学「SANWA アカデミー」(以降、アカデミー)である。
 

SANWAアカデミーの様子

SANWAアカデミーの様子


 
SANWAアカデミーのロゴ

SANWAアカデミーのロゴ


 
 
 
 

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