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生き生きと働ける環境づくりで女性技術者の活躍を後押し~多様な価値観を尊重し、男性と女性の意識の違いを解消~
松下産業

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2016年3月号
 
 

女性社員が活躍できる会社組織は、男女ともに働きがいのある傾向が強い。
女性技術者の育成、登用で業績を伸ばす松下産業の取り組みを追った。

 
 
経営革新の取り組みが女性の活躍推進の起点に
 
東京ドーム近くに本社を置く総合建設業の松下産業は、スーパーゼネコンの下請け会社として1959年に創業して以来、60年近い社歴を有する。ゼネコンからの仕事を請ける一方で、元請けとしても業績を伸ばしてきた。著名建築家が設計した難易度の高い建築物を次々に手掛け、その施工技術に対する業界内の評価が高い。
 
1990年代、バブル経済が崩壊するまでは「よくある下請け型建築会社にすぎなかった」と代表取締役社長の松下和正氏は語る。だが、バブル崩壊以降は建設需要が急速に縮小し、ピーク時に200億円近かった売り上げは半分に激減。しかも有利子負債が60億円以上残っており、経営危機に直面した。
 
「とても厳しい時期でしたが、危機を乗り越えていく過程で経営革新に挑戦することができました」(松下氏)
 
同社が女性社員の活躍推進に取り組んでいる背景には、経営革新の一環として社員がやりがいを持って働ける職場づくりを目指してきたことがある。
 
「特に女性社員の活躍を意識した経営を目指したわけではなく、職場環境を刷新していく中で、男女の区別なく評価することを進めてきた結果、女性技術者をはじめ事務系の役員、部長である女性社員の活躍を促進することとなったのです」(松下氏)
 
 

松下産業 代表取締役社長 松下 和正氏

松下産業 代表取締役社長 松下 和正氏


 

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