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デザイン思考による戦略策定とレジリエンス戦略推進のポイント
槇本 康範

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2021年7月号


 

 

 

 

ロジックの先に答えがない時代

 

企業経営の課題は大きく2つに分かれている。1つ目は、自社の置かれた状況に対して制度・仕組みを整えていく課題。人事制度の見直しや情報集約システム・管理会計の導入などで、仕組みや体制を整えていく必要がある。2つ目は、「時代に合わせて自社の商品・サービスをどのように変えていくか」という事業面の課題。前者が「守りの課題」、後者が「攻めの課題」とも言える。

 

守りの課題は、経営の原理原則にのっとり、着実に実行していくことが重要である。企業・売上規模、拠点展開など、各社固有の状況に対して発生する経営課題は、景気が良くても悪くても発生する課題だ。

 

次に攻めの課題だが、これは売り上げが成長しているかどうかが1つの目安となり、また中期経営計画の達成状況も重要な指標となる。さらに、競合他社が先進的なサービスを提供している場合など、自社を取り巻く環境を判断した上で対策を検討することが重要だ。

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、企業経営におけるこれまでの常識は崩れ落ちた。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による社会構造の急速な変化に対し、どう取り組んでいくべきか悩む企業は多い。

 

コロナ禍の現在、顧客や社会と自社の間に価値観のズレを感じることはないだろうか?経営コンサルティングに従事する筆者は今、ロジック(論理的思考)では解決策が見つからない時代になりつつあるように見える。

 

 

 

 

 

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