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HRBP採用による「戦略人事」への転換
福原 啓祐

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2021年4月号


 

 

【図表】PDCAサイクルとOODAループの違い

出所:タナベ経営作成

 

 

変化へ素早く対応するために

 

新型コロナイルス感染拡大の影響により、誰もが経験していない変化が世界中で起こった。これまでの当たり前はなくなり、マスクの着用、ソーシャルディスタンス、テレワーク、Zoomなどのビデオツールを用いた面談・商談など、ビジネス活動に限っても事例を挙げればきりがない。「ビデオ会議より対面でのコミュニケーションが重要だ」と抵抗していた人も、今では避けて通れなくなっている。

 

また、2020年はVUCA(ブーカ)(「Volatility:変動性」「Uncertainty:不確実性」「Complexity:複雑性」「Ambiguity:曖昧性」)という言葉が再注目された年でもあった。

 

変化が激しく、世界情勢が不確実な経営環境の中では、早急に情報を伝達し意思決定を行う必要がある。刻一刻と変化する情勢の中、素早く柔軟に意思決定を行うには、ビジネスパーソンに馴染みのあるPDCA(Plan:計画、Do:実行、Check:評価、Action:改善)より、OODA(ウーダ)を素早く回す発想が適している。Planが重視されるPDCAサイクルは、その特徴のため、「想定外のことに弱い」という弱点があるからだ。

 

OODAとは、「Observe:観察」「Orient:状況判断」「Decide:意思決定」「Action:実行」の頭文字を取った言葉である。OODAを回すことで、行動を素早く修正できるだけでなく、相手との関係において主導権を握ることができる。(【図表】)

 

 

 

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