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【インタビュー】

チームコンサルティング対談

クライアント企業などとタナベコンサルティンググループのプロフェッショナル・コンサルチームによる経営対談。企業成長の施策と成果を紹介します。
インタビュー2021.03.01

職人を正社員で雇用し、技術の向上・伝承を図る
大陽塗装工業 × タナベ経営

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2021年3月号

 

 

 

 

中四国エリアを中心に塗装業を展開する大陽塗装工業は、大型公共工事の受注によって売上高を伸ばす一方、近畿や中部地方へも事業エリアを拡大するなど躍進を続けている。急成長の秘訣は、正社員として働く職人たち。雇用と教育に注力し、さらなる成長を目指している。

 

 

創業100年を超える老舗
信用を重ね、事業を広げる

 

 大陽塗装工業は、岡山県を拠点に公共工事から大型物件、橋梁、戸建て住宅まで幅広い領域の建築塗装を手掛けておられます。また、創業100年を超える老舗企業でもあります。

 

辻(昌) 当社の創業は1910(明治43)年。創業者の小野政太郎が、薬種や塗料小売りを行う小野真正堂を開業したのが始まりです。その後、1921年から塗装請負に進出。1970年に現在の大陽塗装工業へと社名を変更しています。1973年に伯父・辻修二が代表取締役に就き、私で3代目となります。

 

 社長就任後、公共工事の受注で業績が伸び、会社は急成長を遂げています。

 

辻(昌) もともと建築塗装に強みがあり、下請け塗装の受注を重ねながら信用を高めてきたことが現在につながっています。会社の規模拡大に伴って公共工事の入札に参加できるようになり、公共事業を手掛けたことで大陽塗装工業の認知度が上がりました。

 

今では、公共工事の元請け企業から、1次下請けとして塗装工事を任せてもらう機会が増えています。その積み重ねによって、現在の売上高は社長に就任した2017年と比べて倍増しています。

 

 近年、鳥取県など近隣県での工事も増えるなど、中四国エリアでの存在感が高まっています。

 

辻(昌) 割合は年度によっても上下しますが、おおむね8~9割は県内の工事、残る1~2割が県外の工事となっています。メーンとなるのは中国エリアですが、特に公共工事については中国に加え、四国管内も注力していきたいと考えています。

 

また、大阪をはじめ関西、中部あたりの建築工事においても、1次下請けとして当社に声が掛けていただけるようになりました。これは今後の展開を考える上で良い兆候だと感じています。

 

 

大陽塗装工業 代表取締役 辻 昌人氏
岡山市生まれ。1987年岡山理科大学付属高等学校を卒業し、大陽塗装工業入社。塗装工から始め職長、主に鋼橋工事の現場代理人を経て、2009年専務取締役に就任。先代の会長の死去に伴い、2017年代表取締役に就任。また、2014年に職業訓練指導員となり、検定補佐員として後輩の指導、育成に当たっている。

 

 

 

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