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【コンサル事例】

チームコンサルティング対談

クライアント企業などとタナベコンサルティンググループのプロフェッショナル・コンサルチームによる経営対談。企業成長の施策と成果を紹介します。
コンサル事例2019.12.27

商社の枠を超え多機能型商社へ
グループ企業のシナジー発揮でさらなる飛躍を目指す
三興バルブホールディングス × タナベ経営

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2020年1月号

 

 

 

 

水道やガスなどの配管資材商社として、社会インフラを支える三興バルブホールディングス。ホールディングス化によってグループ3社の相乗効果を発揮しながら、業界の枠を超えた多機能型商社への飛躍を目指す。

 

 

何でもそろう即納体制で競争力を高める

 

高島 三興バルブホールディングスは、水道やガスなどに使用される配管資材を扱う専門商社として、九州・沖縄を中心に事業を展開されています。まずは創業の経緯についてお聞かせください。

 

長﨑 当社の創業は1947年。私の祖父である長﨑洋六が、焼け野原の博多で米軍の払い下げ品の販売を始めたことにさかのぼります。社名の三興は、先輩2人と祖父の3人で会社を起こしたことに由来しており、磨き上げたバルブや、パイプとパイプをつなぐ継ぎ手などをリヤカーに乗せて売り歩いたと聞いています。

 

その後、お客さまの声をヒントに商材を広げたことで事業は成長。営業エリアを北九州から九州全域、さらに沖縄へと拡大していきました。現在は、2019年1月に設立した三興バルブホールディングスを中心に、三興バルブ継手、協和商会、武蔵鋼管のグループ3社で事業を展開しています。

 

高島 ホールディングス化に伴って、「私たちは『3つの目的』を追求し、日本になくてはならない元気な企業グループを創造する。」というグループ理念を掲げられました。どのような思いを込められたのでしょうか?

 

長﨑 理念にある「3つの目的」とは、「業界やお客様が抱えている『困りごと』を見つけ、解決に貢献する」、「時代の変化を積極的に受け入れ、断続的なセルフトランスフォームを実現する」、「人財の魅力・能力を最大限に引き出し、活躍の場を創り、自己成長のサポートをする」を指しています。

 

簡単に説明すると、一つ目は、設備業界、建設業界の困り事を見つけてグループで取り組む企業グループであること。

 

二つ目に、変化を捉えて自ら会社を変えていくこと。今の時代は、一部を変化させるのではなく、会社の在り方そのものから変えるトランスフォームの覚悟がないと、グループとして成長を続けるのは難しいと感じています。

 

三つ目が、社員の成長。目的に向かって動く主体は社員ですから、彼・彼女らの能力を最大限に引き出す環境を提供し、イキイキと活躍できる会社にしていこうという決意を込めています。

 

高島 企業経営はピラミッドに例えられます。頂点に理念があり、それをミッション、ビジョンが支えています。創業以来、豊富な在庫に裏打ちされた「何でもそろう即納体制」が強みであり、ミッションとして受け継がれてきました。加えて、ジュニアボードに取り組んだことで、将来に向けたビジョンが明確になりました。

 

長﨑 タナベ経営に協力いただき、2014年にジュニアボードを導入して中期経営計画を策定しました。当社は、品ぞろえやデリバリー、営業対応などを強化しながら競争力につなげてきましたが、若手社員も含めて会社の未来を話し合う中、従来の要素だけでお客さまの課題を解決していくのは難しいという意見が出てきました。

 

ご存じの通り、建設業界は慢性的な人手不足、資材不足など、さまざまな問題を抱えています。それらを解決するには、何でもそろう即納体制に加え、工事を工程通りに進めるためのサポートが不可欠だと考えました。

 

こうした、お客さまの「不」を解決する新たなサービスが求められているという思いから、「九州・沖縄における円滑な現場を技術でサポートする」をビジョンとしました。

 

 

三興バルブホールディングス 代表取締役社長 長﨑 洋也氏
1970年生まれ、福岡県出身。1996年入社。2018年三興バルブ継手代表取締役、2019年三興バルブホールディングス代表取締役社長。

 

 

 

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