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100年先も一番に
選ばれる会社へ、「決断」を。
【インタビュー】

100年経営対談

注目企業のトップや有識者と、タナベコンサルティンググループ タナベ経営の社長・若松孝彦が「100年経営」をテーマに対談。未来へ向けた企業の在るべき姿を描きます。
インタビュー2020.03.31

vol.43 「子どもの可能性をクリエイトする」ライフスタイルカンパニーで世界へ挑む
ファミリア 代表取締役社長 岡崎 忠彦 氏 × タナベ経営 若松 孝彦


2020年4月号

 

 

事業承継は“自分にしかできない経営”を
創出する絶好のチャンス

 

 

ライフスタイルを創造するプラットフォーマーへ

 

若松 業界の常識は非常識。ミッションに掲げた「子どもの可能性をクリエイトすること」へ真っすぐ取り組む先に、アパレルだけに依存しない「脱アパレル」の世界が見えてきますね。

 

岡崎 アパレルメーカーからライフスタイル企業への転換を急いでいます。目指しているのは、ライフスタイルをクリエイトするプラットフォーマーです。新たなライフスタイルの創出につながる世界屈指のコンテンツ力とサービス力を持つようになると、世界中のさまざまな企業とアライアンスを組めるようになり、投資効率に優れた多角的な事業拡大が可能になると思います。

 

若松 そのために克服すべき課題は、新生ファミリアのブランディングのように感じますが、いかがですか。

 

岡崎 おっしゃる通りで、まずは知名度をいかに高めるかです。ファミリアは神戸の会社なので東京での知名度はもともと高くないのですが、世代交代が進んだことで「親の世代には知られていても、若い世代には知られていない」という状況になっています。巻き返しを図るには、iPhoneのように生活をイノベートするアイコン的なビジネスモデルが必要になります。これを確立しておけば、業績も飛躍的に伸びるはずです。直近の課題は、創業70周年を機に、過去の負債やしがらみを全部リセットすることだと思っています。

 

若松 70年の歴史を刻んできた老舗企業だからこそ見える、子どもの未来とファミリアの可能性があると思います。100年企業を目指して、コンセントを引き抜く“リセット”を繰り返し、ますます発展されることを祈念いたします。本日はありがとうございました。

 

 

㈱ファミリア 代表取締役社長
岡崎 忠彦(おかざき ただひこ)氏
1969年生まれ。甲南大学経済学部卒業。California College of Arts and Crafts Industrial Design科卒業。BFA(美術学士)。Tamotsu Yagi designでグラフィックデザイナーとして働く。2003年ファミリアに入社。取締役執行役員などを経て2011年から現職。

 

タナベ経営 代表取締役社長 若松 孝彦(わかまつ たかひこ)
タナベ経営のトップとしてその使命を追求しながら、経営コンサルタントとして指導してきた会社は、業種を問わず上場企業から中小企業まで約1000社に及ぶ。独自の経営理論で全国のファーストコールカンパニーはもちろん金融機関からも多くの支持を得ている。関西学院大学大学院(経営学修士)修了。1989年タナベ経営入社、2009年より専務取締役コンサルティング統轄本部長、副社長を経て現職。『100年経営』『戦略をつくる力』『甦る経営』(共にダイヤモンド社)ほか著書多数。

 

PROFILE

  • ㈱ファミリア
  • 所在地 : 兵庫県神戸市中央区磯上通4-3-10
  • 設立 : 1950年
  • 代表者 : 代表取締役社長 岡崎 忠彦
  • 売上高 : 102億7000万円(2019年1月期)
  • 従業員数 :564名(2019年1月末現在)

 

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