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【特集】

ポストコロナ時代の働き方

テレワークやジョブ型雇用など、働き方や雇用が変化し始めている。ポストコロナの「真の働き方改革」とは何か。企業の持続可能性や人が働くことの意味をあらためて探る。
2020.09.30

「100人100通りの働き方」を目指す
サイボウズ独自のハイブリッド型制度
サイボウズ


2020年10月号

 

 

サイボウズの企業風土

 

 

気兼ねなく問題提起できる企業風土で
社員同士が議論を重ねて人事制度を策定

 

 

2018年に導入「働き方宣言制度」

 

サイボウズが働き方改革に伴って導入した、代表的な制度を取り上げよう。2006年の最長6年の「育児・介護休暇制度」を皮切りに、2010年には「在宅勤務制度」、2012年には一度退職をしても最長6年間はサイボウズへの復帰が可能な「育自分休暇制度」と副(複)業許可、そして2018年には「働き方宣言制度」を導入した。

 

働き方宣言制度は、曜日ごとに働く場所と時間を自由に設定し、グループウエア上で宣言する制度で、通常のオフィス勤務と在宅勤務から働く場所を選択。さらに「残業あり」の勤務から短時間勤務まで働く時間も選べる。社員が希望する働き方をカスタマイズできる制度として注目された。

 

例えば、在宅勤務かつ短時間勤務という働き方もできれば、週に出社3日・在宅1日・副業1日で勤務時間は午前9時から午後5時までといった働き方も選べる。社員のライフスタイルや考え方に沿う制度だ。

 

「当社では、その時々で社員と対話しながら各種制度を導入してきました。これらは全て『100人100通りの働き方を実現する』という当社の理念を達成するために生まれた制度です。多様な働き方ができる環境をつくり上げるために、まずはそれを担保する制度、運用するためのツール、そして多様な働き方や個性を尊重する企業風土が不可欠です。

 

そういう意味でも当社は働き方改革を推進するに当たり、制度の導入やツール開発はもちろん、企業風土まで変えてきたという自負があります」(青野氏)

 

さらなる理念の推進に向け、時間や場所だけではなく挑戦したい仕事を見つけることが重要になる。そこでサイボウズは、「やくわリスト」というメンバーを募集している部署をグループウエア上で確認し、社員であれば誰でも応募できる制度もつくった。

 

やくわリストを補完する形で、「大人の体験入部」制度もある。挑戦してみたい仕事がどんなものなのかを一定期間体験できる制度で、やくわリストと合わせて活用することで新しいキャリア形成にも役立つ。

 

「他部署への異動目的ではなく、今の仕事へ生かすために他部署の業務を体験するという使い方をしている社員もいます」と青野氏が言うように、柔軟な制度の運用により、100人100通りの働き方ができるように支援している。

 

 

サイボウズの人事制度策定プロセス

 

 

 

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