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【特集】

インナーブランディング

自社の経営理念や商品価値を社内に浸透させ、従業員満足度を高めるインナーブランディングの重要性が高まっている。社員が自社のミッションを「自分事化」し、企業の「ありたい姿」に向かって力を発揮している事例から、社員の本気を引き出す仕組みをひもとく。
2020.08.18

「人間力」を高めるインナーブランディングシステムを構築
アクタ


2020年9月号

 

 

アクタのブランドブック。経営理念やブランドアイデンティティーの浸透に役立てている

 

 

今後は設備投資ではなく人材への投資の時代

 

伊勢雄氏は、自身のアイデアを形にする設備に大きく投資配分していた。しかし、「永遠には父に頼れない」と強く思った柴田氏は、インナーブランディングに取り組み始めた。テーマは「主体性」。パート・アルバイトを含め160名の従業員を対象とした。

 

まず、部署間の垣根を取り払い、今まで接点がなかった従業員同士の交流を深めるため、「バースデー会」などを始めた。ただ食事会を開催するのではなく、予算内で皆が楽しめるイベントを企画・実施することとし、幹事を持ち回り制にした。自ら考え動く主体性を養うのが狙いだった。

 

「父の間近で経験を積んできた私は、全従業員が主体性を持って働いていると思っていました。ですが、ふたを開けてみると違っていたのです」

 

こう振り返る柴田氏は、自らが従業員とコミュニケーションを取ってこなかったことに気付き、積極的に部署別ミーティングへ参加。また年1回、全社員と一対一の面談も始めた。

 

 

ふち・底・ふたをパーツ別にカスタマイズ可能なワンタッチ折り箱「ワン折」に重ね機能を付加した「ワン折重(かさね)」

 

 

 

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