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【特集】

教え方×学び方改革

「学費ゼロ」「教員不在」「テスト不要」「少人数制大学」。こうした〝あり得ない学校〞やスクールがいま、日本で続々と誕生している。従来の教え方と学び方を大きく変える、最新の〝ガッコウ〞にアプローチする。
2020.03.31

社会課題の現場を訪れ問題に向き合う
主体性を呼び覚ます実践的学び
リディラバ


2020年4月号

 

 

社会問題の現場に赴き、初めて顔を合わせたメンバーと協業して解決策を探る。そんな体験ができる「スタディツアー」を提供するのがリディラバだ。同社のツアー参加を機に、生き生きと課題解決に取り組むようになったり、主体性を持って事業にコミットしたりする人材が生まれている。

 

 

Field Academy(フィールドアカデミー)

実践的に社会課題解決力を養う法人向け人材育成プログラム

 

 

 

現場を体験することで社会問題への無関心を打破

 

「社会の無関心を打破する」をミッションに掲げ、社会問題の現場を実際に訪れるツアーを提供しているリディラバ。同社は2009年、ソーシャルイシュー(社会課題)を解決するには、気軽に関心を持ち、解決すべき課題を考える機会が必要だと考えた代表取締役の安部敏樹氏が、東京大学在学中にボランティア組織として創業したのが始まりだ(2012年に一般社団法人化)。

 

リディラバは活動開始から10年間で、貧困や食の安全、性教育から安全保障に至るまで、300を超える社会問題の現場を訪れるツアーに延べ1万人もの人を送り、世間の関心を高めてきた。安部氏はこの取り組みにより、さまざまなビジネスコンテストで多数の賞(最優秀賞)を獲得。社会起業家として注目を集めている。

 

「社会課題は当事者だけでは決して解決しません。高齢化が進む地域で、地域のお年寄りがどれだけ知恵を絞っても、現状を打破できる妙案は生まれてこないでしょう。第三者にいかに興味を持ってもらい、課題にコミットし、周囲を巻き込んで解決策を遂行していくか。その第一歩となればと、現場を訪ねるツアーを続けています」(安部氏)

 

リディラバが2018年からスタートした「Field Academy(フィールドアカデミー)」は、法人向けの実践的な人材育成プログラムだ。大企業や省庁など10団体が参画し、入社8〜10年目の次世代リーダーである中堅社員を募り、現実の社会課題の現場へ行って解決策を提案させるという経験を提供している。複合的に課題が入り組み、特に解決が難しいテーマを取り上げているという。

 

 

主体性・自己効力感

当事者意識を持って、考え抜くことで主体性が高まる
課題設定力

現状・理想を行き来しながら、最も本質的な「アジェンダ」を見いだす力
ヴィジョン・メイキング

理想状態(ヴィジョン)を掲げ、仲間と目線を合わせていく力
合意形成力

セクターを超えて、さまざまなステークホルダーを巻き込んでいく力
社会的ミッション

自らが、会社の仕事を通じて成し遂げたいミッションを掲げる

※研修・テーマによって内容は異なります

 

 

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