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2018.10.31

目指せ“睡眠エリート”
眠りの質が、仕事の質を高める

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2018年11月号
 
 
就寝前につい夜更かしし、翌日は寝不足で出社。その日は集中力を欠いたまま仕事をしてしまう――。そんな経験を持つ人は多いのではないだろうか。
 
寝具メーカー大手の西川産業は9月、「東京西川睡眠白書2018」を公表した(調査対象3000人)。同白書によると、被験者の49.3%が「不眠症の疑いあり」だったという。さらに同白書は、睡眠の質を下げる要因が「肉体的な疲労」よりも「精神的な疲労」と言及。ストレスの多い現代社会において、良質な睡眠を得るためには相当の意識と工夫が求められると言えよう。
 
一方、ふとんクリーナー開発・販売のレイコップ・ジャパンの調査(対象はビジネスパーソン1000人)によると、約8割が「睡眠の質」を重視し、現在の睡眠環境を「改善したい」と回答した。にもかかわらず、「スマホを使う」「テレビを見る」といった就寝前の“悪習慣”をやめられない現状が調査の中で浮き彫りになっている。

 
企業の「働き方改革」も睡眠と無縁ではない。前述の調査によると、自分が働く企業で働き方改革が実践されている場合、そうでない場合と比べて睡眠時間が長く、仕事に対する集中力、記憶力、注意力、モチベーションなどが高い。だが、働き方改革が実践されていない場合、従業員は疲労感や眠気を感じていることが分かった。企業の働き方改革は、従業員の睡眠の量や満足度に直結しているのだ。
 
多くの人が“眠り問題”を抱える中、全体の13.8%と少数ではあるが、睡眠の質にこだわる“睡眠エリート”が存在するという(レイコップ社調べ)。彼ら・彼女らは今の睡眠環境に満足せず、より高みを目指す傾向があり、「自分の身体に合った枕を使用する」(30.4%)、「寝るときの温度を調節する」(29.0%)、「寝具を清潔に保つ」(25.4%)などの工夫をしながら、睡眠の質を高める努力を怠らない。(【図表】)

 
質の高い眠りは健康の源であり、翌日のための重要な投資。働き方が見直される今、睡眠習慣についても見直し、“眠り方改革”を仕事の生産性向上につなげてみては。

 
 
【図表】 睡眠の質を高めるための寝具の工夫

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※レイコップ・ジャパン「働き方改革『実践層』と『未実践層』のビジネスパーソン1000人に聞く!『働き方改革と睡眠調査』」(図表とも)


 

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