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【コラム】

梶原しげるのビジネスに効く!会話のヒント

文化放送のアナウンサーを経てフリーに転身。テレビやラジオ番組の司会として幅広く活躍してきた梶原氏が、ビジネスシーンに役立つ会話のヒントをお届けします。
コラム2016.11.30

vol.15 現場と本部のジレンマ

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2016年12月号

いつの世も、 現場と本部はすれ違い

 「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ!」
 ドラマ『踊る大捜査線』での名台詞。現場を仕切る、織田裕二演じる「たたき上げ」の刑事が、本部で踏ん反り返るキャリア幹部の「現実離れした注文」に怒りをぶちまけるこの一言が大きな共感を呼んだのは、今からもう20年も前のことです。
 「情報を持つ現場」と「権限を持つ本部」の対立構造は、何も警察組織だけのことではありません。今年も思い起こせば、現場の現実を無視した権限を持つ上層部が無茶な数字を押し付けた結果、とんでもない事件に発展した、なんてことがいくつもありました(参考までに、東芝や三菱自動車工業など……)。
 事件にはならずとも、これに似た“現場”と“本部”とのすれ違いは、今も昔もごく普通に発生しているようです。
 ある年の大みそか。某テレビ局が「新しい年へのチャレンジ」をテーマに「年越しスペシャル」番組を生放送しました。この番組の目玉企画が、年をまたいで中継されることになっていた「フリーダイビング日本記録に挑戦(チャレンジ)」です。
 現場は東京の本部スタジオからはるかに離れた、鹿児島県枕崎沖。その現場実況中継を担当したのが、この私でした。

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