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【コラム】

梶原しげるのビジネスに効く!会話のヒント

文化放送のアナウンサーを経てフリーに転身。テレビやラジオ番組の司会として幅広く活躍してきた梶原氏が、ビジネスシーンに役立つ会話のヒントをお届けします。
コラム2019.03.29

Vol.43 そんなつもりで言ったんじゃない!?

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2019年4月号

2:他山の石

「部長の今回の仕事ぶりを他山の石として頑張ります!」と言ってきた若い男性社員は、上司である部長の仕事をどう評価しているのでしょうか。「褒めた」のか「けなした」のか。「他山の石」の意味はどちらでしょうか?

A:他人の良い行いは、自分の行いの良い手本となる
B:他人の誤った行いも、自分の行いの参考となる

本来の意味はB「誤った行いも参考になる」ですが、調査によれば、A「良い行いが手本」も、少なからぬ人たちが支持しています。

「部下は一体、どっちの意味で使っていたのだろう……」。部長の気持ちはスッキリしません。言葉の意味が知らぬ間に変化するこの時代。厄介ですね。

3:やぶさかではない

「君に求められれば、協力するに、やぶさかではない」。親会社の役員がそう告げたのですが、言われた側の、2期連続で赤字を出し、アップアップ状態の子会社社長は、積極的に協力してもらえるのか?いやいや、仕方なくお情けで協力してくれるのか?その真意を測りかねています。

「(~するのに)やぶさかではない」とあなたが言われた時、AかBのどちらの意味で受け止めるべきでしょうか?

A:仕方なくいやいや行う
B:喜んで積極的に行う

世論調査によれば、「やぶさかではない」について44%ほどが「仕方なく、いやいやする」とネガティブな意味だと答えています。「喜んでする」とポジティブな解釈をする人は33%ほどしかいません。

辞書が定義する「努力を惜しまず、喜んで~する」という本来の意味で言ってくれているのか、調査に見られるように「いやいや」なのか?確信を持てぬまま、子会社社長は悶々とするばかり、という気持ちも分からなくはありません。あなたは、どちらがしっくりきますか?

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