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コンサルティング メソッド

タナベコンサルティンググループの各分野のプロフェッショナル・コンサルタントが、経営戦略・事業戦略・組織戦略などの経営メソッドを解説・提言します。
2017.06.30

ライフスタイルの変化×メリハリ消費
島田 憲佳


2017年7月号

タナベ経営 SPコンサルティング本部 本部長 兼 東京本部長
島田 憲佳 Kazuyoshi Shimada
北海道函館市生まれ。1999年北海道大学理学部卒、同年タナベ経営入社。セールス&プロモーションコンサルティングを通じ、「100年先も一番に選ばれる」ための未来の顧客づくりを中心に、クライアントの顧客づくり、ブランドづくりを支援している。

 

新たなニーズと消費機会の発生

 
厚生労働省の「人口動態統計」によると、2016年の出生数(推計)は98万1000人と100万人を切った(【図表1】)。また、50歳までに1度も結婚したことのない生涯未婚率が2015年は男性約23%、女性約14%といずれも5年前に比べ3ポイント超も上昇し、未婚化が進んでいる(国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集2017」)。

 
一方、独身貴族の増加に伴い、甥っ子や姪っ子にプレゼントをする「おじ・おば消費」が増えている。マクロミルの調査(2016年)によると、お年玉をあげる相手で最多だったのは「甥・姪」で、回答割合は54%とダントツだった。

 
高齢者による「孫消費」も増加が見込まれている。高齢者人口(2016年9月15日現在) は3461万人、総人口に占める割合は27.3%とともに過去最高で、2042年(3878万人)まで増え続けることが予測されている(内閣府「高齢社会白書」2016年版)。また、平均寿命も延び続けており、今後は「ひ孫消費」も増えていくだろう。
 
3世代消費(祖父母から孫への支出)は年間3.8兆円※に上るといわれる。これに「おじ・おば」や「ひいじじ・ひいばば」(曽祖父母)も加わる。子どもの総数は減っているが、1人当たりに向けられる財布=ポケットの数は10個以上へ増えていく。

 
子ども・子育て分野はまだまだ成長の余地が大きなマーケットといえるだろう。

 
※ 三菱総合研究所「数字は語る」2015年8月号
 
201707_method-01
 
 

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