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コンサルタント レビュー

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2019.01.31

「5S活動」が定着すると企業は変わる
内田 佑

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2019年2月号


 
 
【図表1】5Sに取り組んでいる「ように見える」未定着企業の特徴
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5Sが定着しない企業の特徴
 
私はさまざまな業界の企業の工場を見る機会がある。そうした中で、「5S」(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)に取り組んでいる“ように見える”企業を多く見かける。「ように見える」と表現したのは、5Sが単なる清掃活動になっており、企業の「文化」として定着していないからだ。
 
5S活動は工場にとって基本中の基本なのに、なぜそのようなことになるのだろうか。5Sが定着していない、または取り組んでいる「ように見える」企業には、次に挙げる4つの共通点がある。(【図表1】)
 
私は工場で5Sの定着度合いを測る場合、まず「何のために5Sをしているのか、それぞれの定義は何か」を社員の方々に尋ねる。その問いに対して返答がなければ、5Sは定着していないと判断している。
 
皆さんも一度、社員に問い掛けていただきたい。5Sが定着しているように見えても、その問いに明確な返答がなければ、実際は定着していないと疑ってかかった方がいいだろう。
 
5S活動を工場だけが実施している企業も多い。5Sがその企業の風土として定着している企業は、工場だけでなく事務所においても積極的に取り組んでいる。
 
また、5S活動の仕組みやルールが明文化されていない企業の場合、現在取り組んでいても、社長が代わる、工場長が代わる、新入社員が入社してくる、といった環境の変化があれば元に戻ってしまう。そんな状態では、5S活動が「社風として根付いた」とは言えない。
 
5S活動が文化になっている企業は、たとえ環境が変わっても、5Sが徹底されているものである。
 
 
 

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