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コンサルタント レビュー

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2018.06.29

組織と個人の「メンタル・モチベーション」
浜西 健太

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2018年7月号


 
重要度が増している「心の健康」と「やる気」
 
近年の日本は、人口減少に伴った生産年齢人口の減少が顕著である。一方、景気は拡大局面にあるため、慢性的に現場は人手不足だ。そこへ「働き方改革」やダイバーシティー、オープンイノベーションなど、新しい取り組みや考え方が次々押し寄せ、企業を取り巻く環境は目まぐるしく変化している。

そんな中、働く人たちの「メンタル・モチベーション」が重要度を増している。これは私の造語であり、メンタルヘルス(心の健康)とモチベーション(やる気)を組み合わせた概念である。


私は、これまで実施してきたコンサルティングや教育研修において、「売り上げと利益は継続的に出ているのに、働く人たちが健全とは言えない」ケースをさまざま見てきた。ストレスに悩まされている経営者、疲弊し切った経営幹部、精神疾患で出社もままならない従業員など深刻なケースもあった。


このような社内の症状は、放置すると大変なことになる。だが「社長なのだから、つらいのは当然」「仕事なのだから、ストレスがあって当たり前」という社内の暗黙の了解で、経営者や従業員が自ら思考停止してしまっている。私は、そのことに危機感を持っている。


「このままでは危ない」と薄々気付きながら、なぜ、このような状態が生まれるのか。私は、「会社を経営する社長も、雇用される従業員も、『個人』と『組織』の2軸からメンタルヘルスやモチベーションについて考える時間が圧倒的に不足している」と考えている。


そこで今回は、個人と組織の2軸で考えるべきメンタル・モチベーションについて述べていきたい。

 
 

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