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コンサルタント レビュー

タナベコンサルティンググループの経営コンサルタントが、各専門分野の経営テーマに沿った戦略や施策を提言します。
2017.12.26

現場のブランディング活動を発信しよう
藤原 将彦

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2018年1月号


 
中堅・中小企業のブランディングの問題点
 
タナベ経営のブランディング戦略研究会では、クライアント企業を対象に前述の7つのプロセスの取り組み状況について、全100項目の質問を記載したチェックリストに基づきアンケート調査を実施した。その結果、ブランドコンセプトは明確で、重要性も理解されていたが、ブランドマネジメント、アウターブランディング、インナーブランディングの3つに対する取り組みで課題が見られた。
 
すなわち、ブランドの価値提供を実際に行っていく後工程において、思うように進まない企業が多かった。特に、ブランドを維持するための行動が明確になっていないこと(社員がブランドを具現化するためのアプローチが未整備)、そしてその行動が人事処遇などの評価制度と連動していない(ブランディングに貢献した人材を評価できていない)ことが問題であった。
 
従って、「ブランドを正しく伝える行動指針の策定(ブランドブックの作成など)」→「全社でブランドを維持・管理するための仕組みづくり」→「ブランド貢献度に基づく評価基準の設定」という3つのステップで、ブランドマネジメントおよびインナーブランディングを進める必要がある。
 
一方、アウターブランディングにおいては、展示会やキャンペーンイベントなどリアルなブランドの伝達手段は有しているものの、ブランドを展開するための日常の種まき活動が課題となっている。特に、私が問題視していることは、社員がブランディングに対する活動を、日々業務において創意工夫しながら行っているにもかかわらず、「見過ごされている」「ストックされていない」「社内外にPRできていない」など、非常にもったいない事例が散見される点である。
 
 
 
 

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